「演技力」って子どもに必要?──実はすごく大切な理由

こんにちは!演技教室を運営している小川啓太です。
今日はちょっと意外に思われるかもしれない、「演技力は子どもに必要か?」というテーマについてお話ししたいと思います。

「うちの子、俳優を目指しているわけじゃないし…」
「演技って遊びの延長じゃないの?」

そんな声もよく聞きます。
でも実は、演技を通じて得られる力は、これからの時代を生きていく子どもたちにとってものすごく大事な“生きる力”なんです。

1. 自分を表現する力が身につく

子どもたちは、日常生活の中で「こう言いたいのにうまく言えない…」と感じていることがたくさんあります。
演技を通して、「自分の気持ちを言葉にする」「表情や動きで伝える」ことを練習することで、自然と“伝える力”が育ちます。

自己表現ができる子は、自己肯定感も高くなり、人前でも堂々と発言できるようになります。

2. 人の気持ちを想像する力が育つ

演技では、自分とはまったく違う性格や背景を持った“役”を演じます。
「この人はなんで怒ってるの?」「どうしてこんな行動をとったんだろう?」と、役の気持ちを考えることは、相手の立場に立って考える練習でもあります。

つまり、共感力・想像力が自然と育つんです。
これは、人間関係を築く上でもとても大切な力ですね。

3. コミュニケーション能力が高まる

演技は“会話のキャッチボール”です。自分がどう話すかだけでなく、相手の言葉を受け取って反応する力も必要です。

演技をしているうちに、
「人の話をよく聞く」
「タイミングよく返す」
「表情で伝える」
といったコミュニケーションの基本が自然と身につきます。

これって、学校生活でも、将来の仕事でもずっと必要になる力ですよね。

4. 緊張に強くなる!人前に出るのが平気になる

最初はみんなドキドキ。でも、演技を通して人前で話す経験を重ねていくと、“人前に立つこと”が特別じゃなくなっていきます。

「うちの子、人見知りなんです…」という保護者の方も多いですが、
演技では“自分ではない誰か”として振る舞えるため、最初の一歩を踏み出しやすいんです。

「演技=恥ずかしい」ではなく、「演技=楽しい」「演技=自由になれる」って感じてくれるようになりますよ。

5. 失敗を怖がらず、チャレンジできる子に育つ

演技では、セリフを忘れたり、思ったようにできないことももちろんあります。
でも、失敗しても「もう一回やってみよう!」「違うパターンでやってみよう!」と挑戦し続けることが大切。

この繰り返しが、「失敗を恐れずチャレンジできる心」を育ててくれるんです。

演技の世界では、「間違えること=悪」ではなく、「間違えてもいいから、まずやってみよう!」という空気があります。
だから、子どもたちがのびのびと挑戦するマインドを育むのにぴったりなんです。

まとめ:演技力は“生きる力”になる!

演技は、俳優やタレントを目指す子だけのものではありません。
むしろ、これからの時代に必要な「自分で考え、自分の言葉で伝える力」「人と関わる力」を育てるために、どんな子にも体験してほしいものです。

子どもたちが演技を通して、自分を好きになったり、人と関わることが楽しくなったり。
そんな変化を、私たちは何度も見てきました。

「うちの子、ちょっと気になるかも…」
そう思ったら、ぜひ一度、演技の世界にふれてみてくださいね。
きっと、新しい扉が開きますよ✨

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